【FC】たこ焼きのフランチャイズを見渡す vol.3

2023.01.13

たこ焼き居酒屋たこまるは尼崎で3店舗あり、1店舗目であるJR立花店は2022年時点で14年を超えております。
このたび、たこまるのフランチャイズ加盟募集を開始しようと準備しており、この機会にフランチャイズのことや他社のたこ焼きのフランチャイズについて調べてみました。

たこ焼きに限らずフランチャイズ選びは慎重に?

世の中には直営でやっている店舗もないのにフランチャイズ加盟を募集する会社もあるようです。
または直営の店舗がうまくいっていないのに、フランチャイズ募集をして加盟金で会社の売上を作っていくなども一部ではあるようですが横行しているようです。
こういう会社は加盟募集だけ積極的に力を入れて行っては、加盟開業後にはたいしたフォローもノウハウの伝授もなく失敗しても本部は痛くもかゆくもない、と。
「フランチャイズ」という言葉に悪いイメージがあるのは、こういったケースが少なからずあるからなんでしょう。

たこ焼き屋をフランチャイズで開業するメリット

たこ焼き屋をフランチャイズで開業するのにはメリットがあります。
弊社のたこまるのように、たこ焼き居酒屋ではなくシンプルにたこ焼き屋であれば、商品はあれこれ多くなくたこ焼きとサブメニューの1~3つに絞られてきます。
たこ焼きのインパクトの決め手は、「生地」と「ソース」と「焼きの技術」の3つの要素で構成されると思います。
あとは店舗商売で売上には「立地」「接客」「価格」という要素も大きく絡んできますが、味付けに関しては上の3つになりますよね。
このうち「生地」と「ソース」については、売れている味(求められる味)で勝負していくことが一番スムーズだと考えられますので、たこ焼きのフランチャイズに加盟して、この味の決め手になるものを伝授・もしくは仕入れを受けれると、ここについては悩む必要がなくなってきます。

フランチャイズに加盟せずにたこ焼き屋をまっさらから開業する際に、自分のイメージ通りのたこ焼きを作れるかには膨大な時間を費やします。おそらく開業したのちも改良を重ねてマーケティングや接客、アルバイト管理などほかに売上を伸ばすのに必要な時間を割いてしまうかもしれません。
また自分のイメージ通りのたこ焼きが作れたとしても、それがお客様に求められるかどうかは別の話になります。
飲食店あるあるですが、自分の出したい商品がお客さんが求める味、満足する味とは必ずしも合致しないことがよくあります。
そのずれは悲劇です。走り出したら気づくことは困難です。
他所の場所で売れている商品を自分が店を構えたい場所で再現できることが、一番確実であり最短になります。

たこまるの味をブレなく再現

たこまるでは直営の3店舗でもたこ焼きの味を均一するように、生地の配合を完全にレシピ化して店舗ごとに仕込んでもブレがないようにしております。
ソースについても現在は製造を外注し、どこの店舗でもたこまるオリジナルのソースを受け取れるようにしました。

焼きの技術

それでは、たこ焼きを焼くのは難しいことなのでしょうか?
せっかく材料がしっかりしたものが揃っても、「自分でも焼けるのかな?」と不安になるかもしれません。
結論から言えば全く問題ありません。
たこ焼き屋は今でこそ専業の専門店が多いですが、そもそもは家の軒先でおばちゃんが焼いて近所の子供が買いに来て、というスタイルが多かったぐらい、難しい技術やビジネスではなかったんですね。
ビジネス的には軒先で営業ではなく、きちんと店舗を構えて専業をすることでお客さんが安心していつでも買いに来れるように進化してきましたが、焼きの技術については難しさは変わっていません。
どちらかというと忙しくなったときに適切にさばけるか?食品を扱う上で責任を持って衛生管理できるか?などに仕事としてのウエイトがあると思います。
またこのあたりに関しては別でお伝えしたいと思います。